June 28, 2007

新人さんに読んでもらいたい本シリーズ【いちばんやさしいオブジェクト指向の本】

 新人さんに読んでもらいたい本シリーズとして、投稿します。

 第一弾として、オブジェクト指向の入門書、「いちばんやさしいオブジェクト指向
の本」をご紹介します。


【感想】
 オブジェクト指向言語としてのJava、をテーマにした解説書は入門用から上級者向
けまで色々な種類の本が出版されています。ですが、オブジェクト指向自体を扱って
いる書籍は分厚いものが多くて読むのに一苦労だったり、内容が古いものが多い状況
です。(このあたりはほぼ本からの引用で、私も同意見です。)

 そんな中、薄くて要点(キーワード)が良く纏まっていて、最近のオブジェクト指
向事情がうまく取り込まれているという点で本書は良書だと思います。
 オブジェクト指向をはじめて学ぶ方はもちろんのこと、オブジェクト指向言語を
扱ったシステムを提案する方にも、是非目を通して頂きたいと思います。

 3章では大規模機能の分割、構造化プログラミングからモジュール化に関する課題
が挙げられます。8割共通で2割が異なるという機能が複数必要な場合、コピペで複製
したコードを改変して増やしていくしかないモジュール化の弊害(具体的には保守性
の低下、だと思います。)を挙げ、それの対処としてのオブジェクト指向(抽象デー
タ型、カプセル化、継承、etc)といった展開(話の持って行き方)には学ぶ(盗
む?)ところがあると思います。

 オブジェクト指向って何ですか、と質問されたときもここらへんのことに言及でき
れば合格だと思います。

 また、オブジェクト指向言語を利用していて、各種キーワード(カプセル化、アク
セス制御、ポリモーフィズム等)に少しでも疑問を持ったりわからない、と思われた
方は書店で4章あたりを立ち読みしてみてください。


【概要】
第1章
オブジェクト指向言語の成り立ち、SmallTalkから始まりJavaへとつながる歴史的背景

第2章
ケーキ店、CDショップを題材としたオブジェクト指向の概念の説明

第3章
プログラミング言語の課題とそれに対応するオブジェクト指向による解決

第4章
抽象化と分割を中心にしたオブジェクト指向言語の特徴

第5章
2章の題材からオブジェクト指向の利点と欠点について
 
第6章
Q&A

いちばんやさしい オブジェクト指向の本
井上 樹
技術評論社 (2007/01/19)
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おすすめ度の平均: 4.5
3 基本を押さえた良書のひとつ
5 オブジェクト指向の基本的な構想、仕組みがイメージできます。
4 本当にやさしい!

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投稿者 tak : June 28, 2007 12:29 PM | TrackBack (0) | EDIT

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